ホテル ホワイトキャビン

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衣替え

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五月にも関わらず、暑い日々が続いています。

今日のような陽気の日は、半袖で充分という方も多いでしょう。

一部の学校では、もう衣替えが行われています。

衣替えといえば、6月1日と10月1日と決まっていましたが、最近は温暖化の影響か暑くなるのが早いため学校独自の判断で早めにしている所も多いようですね。

女子学生の夏服を見ると、夏が来たなと思います。

衣替えにまつわる俳句は多いですね。



 若人の白へ漲る更衣          旦大惠子

 衣替え両手淋しき夜となりぬ      半澤つや子
 
 襟足の見ゆる髪結ひ更衣        豊田八重子

 更衣しばし古着に語りかけ       丸丘遥



昔は、衣更えとは言わずに「更衣」と言ったんですね。

ちなみに衣替えの由来とは、


平安時代から始った習慣で、当時は中国の風習に倣って4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣(こうい)」と呼んだ。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言い、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御(にょうご)に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず衣替えと言うようになった。


とのこと。

そういえば、源氏物語の主人公光源氏の母上は「桐壺更衣(きりつぼのこうい)」でした。


 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山     持統天皇


この歌も夏が来たことをうまく表現していて、一種の清涼感がありますね。