天使の囁き
天使の囁き（ささやき）とは、なんともロマンチックな響きです。
天使の囁きとは、
酷寒の朝、眩しい太陽に照らされたダイヤモンドダストが、キラキラと漂っている様子
を言うのだそうです。
１９７８年２月１７日に北海道幌加内町母子里（もしり）で、日本の最低気温マイナス41.2度を記録。
気象庁の公式記録の対象からはずれていたため、１９０２年の旭川での記録マイナス４１度が公式記録に
なっていますが、そのことを記念するとともに北国の暮らしを多くの人に体験してもらうために幌加内町
の「天使の囁きを聴く集い」の会の方がダイヤモンドダストを聴くイベントを１９８７年から実行しているそうです。
マイナス４０度の世界は、まさしく極寒。
バナナもバラの花も凍ってしまいます。
自分の吐く息がまつげについて凍るという。
関東の人間には経験をしたことのない世界です。
「天使の囁き」という言葉の響きはとても幻想的ですが、現実の暮らしは大変厳しいです。
氷点下になった程度で、寒い寒いと言っている私には到底耐えられないでしょう。
今年の日本は１０年来の暖冬とはうって変わり、各地で雪がたくさん降っています。
ちなみに幌加内の２月の最低気温は、８日に記録したマイナス29.8度です。
１月１９日には、今冬の最低気温マイナス33度（この日の最高気温はマイナス10.9度）を記録しています。
２月１７日には、はたして「天使の囁き」が聴こえるのでしょうか。
