ホテル ホワイトキャビン

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いろ色々

 そろそろ、梅雨いり間近である。

雨といえば、水色を連想するが、水色にも色々あるようで、青系の色だけでもこんなにたくさんある。
色見本の館 青色より


日本の伝統色は数百種類もある。
色見本の館 あに載っている、あで始まる名前の色だけでも、44種類。

藍鼠(あいねずみ)、青褐(あおかち)、浅葱・浅黄(あさぎ)

など色の名前からして日本独特のものだろう。

海松色-読み方からして難しい。この色はみるいろと読む。

海松色(みるいろ) 浅海の岩の上に生える海草の一種、海松の色に因んだ、暗い黄緑色を言う。
ちなみに海松(みる)は、こんな生きもの。

他にも、漢字クイズに出てきそうな名前の色がたくさんある。


土器色、麹塵、梔子、鶸色、


 土器色(かわらけいろ) 土器のような色。くすんだ黄赤。

 麹塵(きくじん) 平安時代から用いられていた灰みの緑。

 梔子(くちなし) 支子(梔子)の実で染めた暖味のある黄色を言う。「言わぬ色」と呼ばれることがある。

 鶸色(ひわいろ)とは、どんな色でしょう。
 
 着物の形容などに使われる、鶸(ヒワ)の羽の色からつけられた明るい黄緑色。
 ちなみに鶸鳥はこんな鳥

日本染織工芸愛好会のホームページにある
日本の伝統色の由来によると、海松色と鶸色はこんな色です。

業界用語では緑色の紙を「鶸(ひわ)」、オレンジ色は「蒲(かば)」と呼ぶそうです。

日本の伝統色名を見ると分かるように
日本の色は、グラデュエーションが多い。これは、繊細でものごとを極めていく国民性が見事に体現されているからであろう。

色には、色独特の効果があるといわれている。


赤は、気持ちを前向きにし、行動を能動的にする働きがあり、人の心理的体感温度を高める。赤に囲まれていると感覚的に時間経過が早まる。
黄色は、人見知り、逃げ出したい、あがる、などのストレスを緩和する働きがある。自律神経に働きかけ便秘に効果がある。
青は、睡眠を促進する働きがある。青に囲まれていると感覚的に時間経過が遅まる。
水色は、想像力を刺激する効果がある。睡眠を促進する。



睡眠に働きかけるには、青系の色が良いようだ。
これからの寝苦しい夜を乗り切るには、青系の寝具をそろえるのも一考である。


せっかく、難しい色の名前を覚えたので、色テストに挑戦してみましょう。
日本伝統色の確認テスト

日本の伝統色、どれだけ知っていますか。